ピーナッツ

ラッカセイ(落花生 Arachis hypogaea)は、マメ科ラッカセイ属の一年草。別名はナンキンマメ(南京豆)、方言名は地豆(ぢまめ、ジーマーミ)、唐人豆(とうじんまめ)、異人豆(いじんまめ)など。中国語は花生。福建語・台湾語は土豆。英語名のピーナッツ、peanutは日本では食用とする種子を指す場合が多い。ground nutともいいます。

南米原産で東アジアを経由して、江戸時代に日本に持ち込まれたと言われています。

日本では主に食用として栽培されています。草丈は25-50cm。夏に黄色の花を咲かせます。受粉後、数日経つと子房柄(子房と花托との間の部分)が伸びて地中に潜り込み、子房の部分が膨らんで結実します。地中で実を作ることからラッカセイの名前が付けられました。

ラッカセイの原産地が南アメリカ大陸であることは確実であると言われています。最も古い出土品は、紀元前850年ころのペルー、リマ近郊の遺跡から見つかっています。その後、メキシコには紀元前3世紀までに伝わっていました。

南アメリカ以外の世界にラッカセイの栽培が広がったのは16世紀です。西アフリカ-ブラジル間の奴隷貿易を維持するためにラッカセイが用いられ、そのまま西アフリカ、南アフリカに栽培地が広がっていきます。ほぼ同時期にスペインへ伝わったラッカセイは南ヨーロッパ、北アフリカへと渡っていきます。さらにインドネシア、フィリピンへの持ち込みもほぼ同時期です。現在の大栽培地インドへは19世紀と比較的導入が遅かったと言われています。日本には東アジア経由で1706年にラッカセイが伝来し、南京豆と呼ばれていました。日本で最初に栽培されたのは神奈川県の大磯町です。現在の栽培種はこの南京豆ではなく、明治維新以降に導入された品種です。

食べる時は、殻のまま炒めるか殻からむいたものを炒めます。もしくは炒った後にバター(またはパーム油など)を絡めます。また、殻のまま塩茹でにすることもあります。

中国では八角などの香辛料を加えて塩茹でする方法や、油で揚げてから塩をまぶす方法も一般的です。加熱したピーナッツの外側に砂糖をまぶしたり、小麦粉の衣を付けて揚げたような豆菓子やチョコレート菓子などの加工品も一般的です。千葉県の名産品には「落花生の甘納豆」が存在しています。他には、砕いて団子の中に入れる餡にしたり、揚げせんべいに加えられたりもします。

油脂含有分が高く、ピーナッツ油が製造されている。またサラダ油、マーガリン、ピーナッツバターの原料にもなります。

甘辛く味つけた味噌で炒ったラッカセイをあえた惣菜を「味噌ピー」と呼びます。味噌ピーはラッカセイの主産地である千葉・茨城(およびそれらの地域からの出身者が多い東京)ではポピュラーな惣菜で、スーパーの惣菜コーナーなどでも売られています。

沖縄県ではジーマーミ(地豆)とも呼び、これを使ったジーマーミ豆腐というのもある。ごま豆腐に似た食感のものです。北海道・東北地方・千葉県の一部では節分の豆まきで殻付きの落花生を用いる地域もあります。ラッカセイ(ピーナッツ)の薄皮には、レスベラトロールが含まれ、薄皮ごと食べるほうが健康に良いと言われています。